ふじさきゆうやのブログ

陰キャオタクがとにかく好き勝手言いまくります。TwitterID→@KKEalter

オタクが初めてストリップ(東洋ショー)に行ってきた話。その①

 

ハロー、オタクキッズ諸君。

 

 

昨年、ストリップに行ってきた。

2018年の話を今更何故?という気がしなくもないが、

行った時期的に、直後に書いてしまうと2018年最後の記事がストリップで締めくくることになってしまうし、

かと言って2019年一発目がストリップの記事というのもどうかと思ったので、敢えて時期をずらして投稿した。

書く書く詐欺はいつものことであるが、今回もやらかしてしまって大変申し訳なく思っている。

 

 

 

さて、今回俺は、知り合いのオタクと二人でストリップに行ってきた。

 

まずオタクキッズ諸君は、『ストリップ』と聞いて何を思い浮かべるだろうか。

恥ずかしい話だが、ストリップに行く前の俺は「女性がセクシーに衣装を脱いで踊るところ」という小学生レベルのイメージしかなかったことを告白しよう。

 

しかし実際に行ってみると、

いかがわしい性風俗というよりかは、興行と言った方がよいだろうと思った。

今回はこの俺ふじさきゆうやが ストリップの体験談をつらつらと語る。

 

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このブログは全年齢対象なので、キッズが読んでも問題ないよう表現にはかなり気を遣っている。

とはいえ、扱っているネタがネタなだけに、読む際は人のいないところで読むようお願いする。

また、女性の読者も主義思想によっては不快になる可能性があるので自己責任で読むように。

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経緯

まず、俺はそもそも一般的な性風俗の経験すらなかった。

 

別に周りから誘われる機会がなかったわけでもないが、

長年交際していた女性がいたため、俺の主義信条に従いその手の店に行くことはなかった。

それに性風俗に関しては、別に行かなくとも付き合いでの酒の席や、暇潰しの雑談などから腐るほど話を聞かされる。

 

男は総じてエロい話が大好きなので、風俗の話は、男同士が話すネタとしてはかなり定番なものなのだ。

それもあって、もう飽きるほど聞いたような話をわざわざ体験せずとも満足していた節があった。

気が付いた頃には、既に性風俗に関しては別に興味すら湧かなくなっていた。

 

 

そんな俺が、何故ストリップクラブに行ってきたかの理由から話すとしよう。 

ある日、アイドルオタクの友達と一緒に『レスラー』という映画を観ていた。

その映画の劇中でストリップクラブが出てきた。

 

ストリップクラブというものは、映画やゲームを始めとする創作物ではとりわけ珍しいものでもない。

況してや、俺は割とよく映画を観るオタクなので「創作物でストリップクラブを見たのは初めて」というわけでもない。

しかし考えてみれば、創作物では馴染みがあるストリップクラブだが、俺はその実態について殆ど何も知らなかったのだった。

映画を観ながら、普段風俗に足繁く通う野郎共からも、ストリップクラブの話は聞いたことがないことに気付いた。

 

 

 

その時、一緒に映画を観ていたアイドルオタクはかつてストリップクラブに通っており、以前そいつと「いつか一緒にストリップクラブに行こうな」と約束していたことを思い出した。

俺とこのオタクは、ダンスや歌などのパフォーマンスにかなりこだわるタイプのアイドルオタクだった。

「セクシーな魅せるダンスをするのには相当なダンスの技術力が必要。それを踏まえたらストリップクラブはかなりレベルの高いダンサーが居るのではないか」という話をして、その流れでいつか行こうと約束していた。

 

映画を観ながらそんなことを思い出しているうちに、ストリップクラブへの興味が湧き出した。

一緒に映画を観ていたそのアイドルオタクにストリップクラブの雰囲気や客層、キャスト嬢のことなどとにかくストリップクラブのことを質問して聞いた。

 

彼奴の体験談に基づいた具体的な雰囲気や話を聞いていくうちに、「興味あるんならマジで今度行くか?」と改めて誘われ、いよいよ俺も本気で行くことに決めたのだった。

 

 

 

 

俺はストリップ玄人だ

当日、オタクに案内されるがまま歩き続けると、何だか小汚い建物に着いた。

建物の前には、少し割れた電光看板がポツンと置かれており、遠目で見ると古いコインランドリーか、年季の入った弁当屋のようにも見えた。

普段じゃ、目の前を通り過ぎるのも少し躊躇してしまいそうな陰気な建物で、いかにも胡散臭い。

「この階段をあがるんや」とオタクが言った。

曰く、この建物の二階に目的の劇場があるらしい。

 

 

個人的にはもう少し綺麗で派手な建物を想像していたが、入口に青少年健全云々の注意書きがあって、確かにここで間違いないようだ。

 

「いよいよ俺もストリップクラブデビュー……もとい、風俗デビューか」と思うと途端に緊張してきた。

 

 

建物のボロさに反して、中は思いのほかキレイだった。

階段には選挙ポスターほどの大きさの嬢達の写真が大量に貼られていた。

 

階段を上がると、ちょっとした広間に出た。

まるでライブハウスような、小汚い建物からは想像もつかないほど綺麗な空間になっていた。

階段を出た直ぐ近くに受付カウンターがあり、そこには綺麗な受付嬢が二人居た。

 

事前にオタクから「受付でチケットを買うんや」と聞いていたので、

「おいおいこんな姉ちゃんからチケットを買わなきゃいけねーのかよ」と思い、

ガラにもなく緊張してしまったが、たかだかチケットの購入で素人感を出すのも恥ずかしい。

俺はいかにも““俺は何回も来ている経験者なのだが?””感を出して、

少し低めの声で玄人感を演出し、「すみません、チケットを購入したいのですが」と受付嬢に声を掛けた。

受付嬢は眉間にシワを寄せ、俺の後ろを一瞥し、「チケットは券売機でお買い求めください」と言った。

え?券売機なんてあるんか?と思いつつ姉ちゃんの目線の先を追うと、階段を出たすぐ横、かなり目立つところに券売機が置いてあった。

 

「おいおいおいおいおい、ストリップエアプがバレちまったじゃねーか。俺の出した玄人感をどないしてくれんねん」と少しだけ恥ずかしい思いをした。

 

チケットは一枚3000円だった。

 

 

 

いざ、魔界へ

受付を済ませ、奥の広間に行くと、おっさん達が暇そうに佇んでいた。

劇場内には既に入れるようだが、どうもここに居る連中は良い座席を取ろうという気がないらしい。

中は割とガラガラで、最前列の席は全て取られてはいたものの、二列目の席は空いており割と選び放題だった。

 

座席はパっと見、新しめではあったが座るとひんやりとして硬い。

良く言えば公園にあるようなイスを少し豪華にした感じだが、悪く言えば田舎の遊園地にありそうな安っぽいイス、といった感じだった。

客層は40~60歳くらいのくたびれたおっさんが最も多かったが、大学生風の若い兄ちゃん、鳶職系のおっさん・兄ちゃん、サラリーマンもチラホラいた。

両手で数えられるくらいではあるが、女性も居た。

 

時期が時期なだけあって、大多数を占めるおっさんが薄汚れた防寒着を着ていた。

おっさんらの年齢を考えれば身嗜みはあまり気にしないのものなのだろうが、

「ここで炊き出しイベントでもやるのか?」と思ってしまうほど絵ヅラとしては汚いものだった。

また、各々がたこ焼きを食ったり、缶ビールを飲んだり、携帯を弄ったりと自由に過ごしているのもあり、中々にカオスな空間であった。

もっと紳士が多いのかと思っていたが、パチンコ屋と客層は変わらなそうだ。 

 

 

この異様な空気に飲まれぬよう、俺は再び“玄人感”を出して 「まあいつも来てるけど?開演はまだかよ?ったくよぉ」みたいなツラで携帯を弄っていた。

 

 

開演時間になると、上演中の注意事項が説明された。

コール・野次禁止、写真動画の撮影禁止、携帯電話を弄るのは禁止、隣席とのおしゃべり禁止、など。

コール・野次に関しては劇場によっては許しているところもあるが、俺が訪れたここの劇場東洋ショーでは禁止していた。

他の禁止事項については一般常識の範囲内といったところだ。

 

注意事項の説明が終わると、LMFAOの『Sorry for Party Rocking』が流れ始めた。

LMFAOは一時期俺がドハマりして、Redfooのグラサンをリアルに購入しようか迷ったほど。流石にテンションも上がる。

いよいよ、奇跡のカーニバルの開幕だ!!

(てか、ここに居る客どもはLMFAOを知っているのだろうか。)

 

 

 

 

 

第一の嬢

劇場内は暗がりだった。『Sorry for Party Rocking』がフェードアウトし、やがて三味線の音が利いた和風テイストの曲が流れ始めると、舞台袖からトコトコと人影が舞台へ上がってきた。

照明がゆっくりと点灯し視界が利くようになると、着物を着た女性が顕れた。

着物と言っても、床まで布が届くようなものではなく、下半分がスカート風になっているものだ。

アイドルが着そうな「着物風衣装」とでもいうべきか。和風メイド喫茶などで見かけそうな感じだ。

 

衣装とはどちらかというと可愛い系だったが、彼女のスカート下から覗く長い脚が官能的だった。

黒のボンテージブーツが一層脚の長さを強調させていた。

 

曲に合わせて彼女が躍り出し、俺は一瞬でただならぬ圧を感じた。

その華奢な体からは想像もつかないほどダンスはキレキレ。

普通のアイドルのダンスのように衣服を着たまま踊り狂う。

いや、彼女のダンスはそのへんの日本産アイドルとは比較するのも失礼なくらいクオリティが高いものだった。 

激しいダンスにも関わらず、まるで高いヒールを履いたうえでこれだけの激しいダンスをするのだから驚きだ。

どこぞのパフォーマンス重視(爆笑)の糞事務所も、これくらいやってからパフォーマンス重視を自称して欲しいものだな。

 

 

俺はアイドルオタクだが、その中でもかなり歌やダンスに関してはうるさいタイプだ。

加えて、そういう趣味が高じて、最近ではNetflixでドラァグクイーンの番組を漁ってしまうほど、まあとにかくダンスにはうるさい。

早い話、俺の目はめちゃくちゃ肥えていると自負しているが、そんな俺をも唸らせる彼女のダンス。

正直舌を巻いた。 

 

そもそも、冷静に考えてみれば、彼女らはダンスで金を稼いでいるような女性なのでダンスが上手いのは当然ではある。

というか、俺は最初『アイドル』というカテゴリで彼女を見ていた。

しかしそれは彼女に対して大変失礼だった。ストリップは『ダンサー』のカテゴリで見るべきだった、と俺は反省した。

 

 

 

激しいダンスを数分間に渡り踊り続けるが、彼女は全く息を切らしている様子はなかった。

完全に侮っていた。これほどの身体能力だとは、と。

 

 

体の柔軟性もあり、『美しい』とすら思えるほどだった。

中盤になると、曲もアゲアゲな威勢のよいものに変わり、

彼女が観客を煽りながら身にまとっている布を一枚、また一枚と脱ぎ始める。

上半身の衣装を脱ぎ終えると、それまでスカートに隠れて見えなかったボンテージが露わになった。

ダンスだけでなく、彼女の体もまた、俺の想像を超えた美しさだった。

 

布の上からでは決して分からないが、

彼女の体は、女性特有の細さと脂肪を残しつつも、つい見惚れてしまいそうなしっかりとした筋肉がついてた。

俺は仮にもオタク絵をシバいているオタクなので、人間の筋肉についてはパンピーよりも勉強している方だと思うが、今まさに、目の前にある女体が教本にあるような美しいものだった。

特に背中と腰の筋肉が盛り上がっていて、ライトによって出来る陰影が立体感を強調し、より美しく見えた。

 

そして暫くボンテージ姿で踊り続けると、いよいよそれも脱ぎ始める。

乳房は小ぶりだが、それが却って彼女の肉体のシルエットを強調させており、艶美であった。

一緒に居たオタクから、事前に「お前がバキバキに勃起していたらマジで他人のフリをするからな」と釘を刺されていたが、最早このショーをいやらしい目で見ろという方が無理だった。

俺はまるで美術品でも鑑賞する鑑定士の如く、ただただ目の前で踊る女性に見惚れていた。

 

 

 

 

 

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劇場内のイメージ図

 

 

彼女に見惚れていると、突然頭の悪そうなヤンキー風のピザデブが二匹視界に現れて、俺の目の前の席に座りだした。

室内だというのに帽子を被っているし、べちゃくちゃ喋って正直鬱陶しかったが、常連と思しきおっさんに注意されていた。

そんなくだらないやり取りを見ているうちに、彼女はショーツを脱いでいた。

糞が、見所を逃してしまったぜ。

 

 

彼女はボンテージブーツ以外は全て脱いだ状態になると、中央にあるターンテーブルへと移動した。

今まで語っていなかったが、俺の対向の席にはジジイが座っていた。

そのジジイは開演からずっとエビスビールを片手に寝ていたが、

嬢がターンテーブルに立った瞬間に目を見開き、顔をあげた。

そして嬢の陰部を食い入るように凝視した。

俺はこのジジイに途轍もない怒りを覚えた。お前は女陰にしか興味がないのか、彼女のダンスや所作には興味がないのか、と。

このジジイを殴って一発説教したくもなったが、しかし、楽しみ方は人それぞれなのだと俺は怒りを堪えた。

 

 

 

さて、嬢はターンテーブルの上に座った。

BGMがフェードアウトし、新たな曲が流れる。それは聴き覚えのある曲だった。

そう、ラルクの『虹』だった。

 

そして彼女はストレッチ・ヨガのようなポーズを取って10秒程静止、そしてまたポーズを取って10秒程静止、これを繰り返した。

勿論、陰部が見えるようなポーズだ。

静止した時に拍手が湧き起こる。

正直BGMも相俟って本気で大声で笑いだしそうになった。知らない曲ならともかく、ラルクの『虹』はあまりにも面白すぎる。

彼女の陰部は形が整っていたが、ここのコメントを詳細に残すと全年齢対象ではなくなってしまうので諸君らの想像に任せる。

 

 暫くして曲が再び軽快なものに変わり、一旦舞台から消える嬢。

そしてすぐにショーツを履いた状態で現れ、ターンテーブルと舞台を繋ぐ通路まで来て、全方面におじぎをした。

ここからは投げ銭タイムらしく、嬢の近くにいって金を払うことで、嬢と数秒握手出来るらしい。(一口千円から) 

ファンと思わしきおっさんらが次々と千円札を片手に頭上に手を挙げ、嬢へと金を渡す。

嬢も近くに来てくれるので、ファンにとっては幸せな時間なのだろう。

そんな光景が暫く続き、投げ銭おじさんが居なくなってくると、嬢も「お金くれる人もう居ないの!?」と煽った。それに煽られ、おっさん数人が再び千円札を渡す。

うーむ、地下ドルの現場みたいだ。

 

そんなこんなで、一人目の嬢の出番が終わった。

長くなったので一旦ここで区切る。二人目からは次の記事で。

 

アデュー、オタクキッズ諸君。