【プリコネR】晴れ着キャル(ニャルorニュル)がどれだけクソかが未プレイのオタクでも分かる記事
今回はプリコネRで最近追加された『晴れ着キャル(ニャルorニュル)』がホンマにもうビックリするほどの糞キャラすぎて、気付いたらこの記事を書いていた。なろう小説の主人公レベルに強い。
今話題のクソキャラ・ニャルについてどれだけクソかを解説しようと思う。
因みに俺は、“持ってる”。
ニャル騒動の概要
先ず、プリコネには『クランバトル』という、他ゲームでいうところのギルドバトルイベントがある。
レイドボス的な感じで、同じギルドのメンバーでボスモンスターを倒すというイベントだ。
与えたダメージに応じてスコアを獲得することが出来て、そのトータルスコアを競うというイベント。
グラブルの古戦場みたいなものだと思ってもらってよい。
『クランバトル』はプリコネの数あるコンテンツの一つではあるが、
育成したキャラクターを存分に暴れさせられる唯一のイベントで、追加キャラクターの“強い”、“弱い”もほぼこのイベントで活躍出来るかどうかを基準に語られる。
報酬も月イチ開催の割には破格で、いちコンテンツでありながら、多くのプレイヤーが重要視しており、重課金プレイヤーほど大切にしているイベント。
一方で、始めたばかりの駆け出しプレイヤーも、クランバトル毎に少しずつ上がっていく自分のスコアを見て、成長を実感し、それがモチベーションに繋がることも多い。
とにもかくにも、『クランバトル』は多くのプレイヤーにとってプレイのモチベーションになりうるイベントというわけだ。
そんなクランバトルを根本からブッ壊したのがニャルだ。
ニャルの性能
まずプリコネには『ユニオンバースト』という必殺技がある。
専用ゲージを溜めることで放つことが出来て、そのゲージは攻撃時やダメージを受けた時に少しずつ溜まっていく。
ニャルの性能としては、「ユニオンバーストを使用するたびに一定時間だけ自身の攻撃力を上げる。」というもの。これだけ見たら大したことはないが、ユニオンバーストを連発することで雪だるま式に攻撃力が膨れ上がり、異常なダメージを叩き出せるようになる。
他にも、くら寿司の「ビッくらポン!」レベルのオマケみたいなスキル能力があるが、そんなもん知らなくても問題ない。
ニャルの使い方は至って簡単。
ユニオンバーストを撃つためのゲージ補助をするサポートキャラを適当に編成して、ユニオンバーストの回転率を上げ、攻撃力を極限まで高めて上から殴るだけ。
こんな単純なキャラだが全プリコネプレイヤーの想像を超えるレベルで大暴れしているというわけだ!
限定キャラは人質ビジネス
ニャルが実装されたのは2019/12/31~2020/01/10。
プリコネにはそのシーズンでしか引けない“限定キャラ”というものが存在する。
サマーシーズン、クリスマスシーズン、年末年始、バレンタイン、など。
限定キャラは一度逃してしまったら来年またその時期が来るまで待たないと引く機会すら与えられないのだが、基本的に限定キャラはかなり強いという仕様。
今回大暴れしているニャルも限定キャラであり、上記期間を逃してしまったら引く手段はない。
つまり、現在所持していないプレイヤーもこれから始める新規プレイヤーも、来年にならないとニャルを引く機会すら与えられないというわけだ。
ニャルが実装された当初、オタク達の間で早速ニャルの強さについて意見が割れた。
スキル性能はパッとせず、メインである「ユニオンバーストを使用するたびに一定時間だけ自身の攻撃力を上げる。」というのも一定時間という条件付きだったり、
“ユニオンバーストを連発しないと真価を発揮出来ない”という難易度の高さから、実用性に乏しく、一部の場面では強いが基本的には弱いと主張する者たち。
一方で、中ボスクラスのジャバウォックという敵相手にカンストダメージを出したという報告もあり、ニャルは強いと主張する者たち。
しかし、このジャバウォックはクランバトルに登場するボスモンスターの10分の1の強さもないうえに、ユニオンバーストを撃つためのゲージが非常に溜まりやすい敵で、ニャルの相手としては異常なまでに相性がいい。
敵によってユニオンバーストのゲージの溜まり方は全然違うので、クランバトルの仮想敵に使うには実戦的ではないとして、やはり本当にニャルが強いかどうか判断するには難しいものがあった。
また、ニャルの後に来るであろう、
1月の正月限定キャラ、2月に来るバレンタインキャラ、二周年記念キャラなどのことを考えると、
パッと見で強そうに見えないニャルを引くのは、とてもじゃないが、キャル好きやガチャ石に余裕がある人でもない限りは無理に引く必要がないようにも見えた。
この記事を書いている俺自身、一応は引き当てたものの、スキルもパッとしないので「一部のオタクから過剰にヨイショされているキャラ」という評価だった。
しかし、このパっと見で強そうに思えない性能が、ニャルが限定キャラというのも相まって多くのオタクどもを地獄へと落としたのだった…。
クランバトルの説明
さて、クランバトルについて軽く説明をしよう。
クランバトルは、毎月6日間だけ開催されるイベントだ。一日3回までボスにアタックが出来て、イベント期間を通して最大で18回アタックすることが出来る。
ボスモンスターに与えたダメージに応じてスコアが獲得出来、それがクランのポイントとなる。
クランバトルには全部で5体のボスモンスターが存在する。
左が一番弱く、右に行くほど強くなる。しかし、右にいくほど殴った時のポイントもおいしい。
これら5体全滅させると、ボスモンスターが復活する。
際限なくボスモンスターは復活するが、一定回数全滅させると、一段階目から、二段階目、三段階目とボスモンスターが強くなっていくという仕組みだ。
三段階目までいくとそれ以上は強くはならないが、大人数用のイベントに調整されているモンスターのため、基本的にメンバーと協力しなければ倒し切ることは不可能だ。
ボスモンスターによって適した編成があるため、クランメンバーと協力していかに効率よく、各々の手持ちに合ったモンスターを殴るかが肝要。
プリコネ界のワンパンマン
ユカリの星6や、限定コッコロ、ニュイといった新キャラ追加や他キャラクター達のテコ入れもあって、1月のクランバトルが始まる頃にはニャルも空気になりつつあった。
オタク達が騒いだ。
なんとニャルが前代未聞の強さで次々とボスモンスターをワンパンしてゆくのだった。
(クランバトルは一日につき三回までアタック権があるが、そのアタック権一回で一体のボスを仕留めきることを“ワンパン”と呼ぶ。)
まずワイバーンのワンパン報告。
これはまあ、今までもあるし一段階目だし当然。
次にグリフォンのワンパン報告。
これも一段階目で弱いし当然だよね。
続いてライデン、ネプテリオン、とワンパン報告がきて、
「一段階目とはいえワンパンいけんの?」という空気になる。
この時は少なくとも俺はアクアリオスのワンパン報告は聞かなかったが、もしかしたらワンパンされていたかもしれない。
しかしここで恐ろしいことに気付く。
「あれ…?ワイバーンワンパンして次のモンスターもワンパンしてね?」と。
プリコネは一回のバトルにつき1:30の時間制限があり、モンスターの撃破時に時間が余っている場合は、余った時間を使ってもう一度だけ攻撃することが出来るのだ。(その場合、アタック権は消費されない。)
なんとクランメンバーがニャルを使ってボスモンスターをワンパンし、更に余った時間を使って別のボスモンスターをワンパンしていた。
これは今まで一度も見たことがない光景だった。ワンパンだけならばともかく、余った時間で更にもう一回ワンパンされていくボスモンスター達……。理解出来ない光景だった。
ワンパン伝説の幕開け
次々とワンパンされてゆくモンスター達。
流石に俺も開いた口が塞がらなかった。
しかし、一段階目のボスモンスターは駆け出しでもそこそこ戦えるくらいには弱い。
クランメンバーも「言うてニャルもせいぜい一段階目か二段階目でしか使えないっしょ」と言っていた。
さて、二段階目に突入しても当然のようにワンパンされるワイバーン。
しかし別モンスターではあるものの、ワイバーンポジの敵は三段階目ですらワンパンされているので、二段階目のワイバーンがワンパンされても不思議ではない。
グリフォンもワンパンされたが、これも別に不思議ではない。
俺もどんなものかと実際にニャルを使ってワイバーンをワンパンしてみたが、案外時間が余っていることに気付く。
「これ時間詰めればワイバーンのあとにグリフォンもワンパン出来んじゃね?」と。
そして実際に試してみたら、ワイバーン撃破の余り時間を使ってそのままグリフォンもワンパン出来た。一段階目のみならず二段階目でもダブルワンパンが出来てしまったのだ。
更に二段階目のライデン、ネプテリオンがワンパンされるようになると、いよいよ笑えないレベルになってきた。
その後も恐ろしい速度で次々とボスが死んでゆき、類を見ない早さで三段回目に突入した。
「流石に三段階目は無理だろ~~~~wwww」と思っていたら、
ワイバーングリフォンは当たり前で、ライデン、ネプテリオンでもワンパン報告。
そして最後の砦と思われたアクアリオスですら、いよいよワンパン報告があがった。
あっさり書いているため、未プレイの人は分からないかもしれないが、
“普通は”多人数で何回か攻撃しなきゃ倒せないし、
三段階目ともなると、プリコネをやりこんでいるオタクが3~4回攻撃してようやく倒せるくらいには強い。
ニャルがあまりにも異常なのだ。それこそ、なろう小説の主人公ばりにムチャクチャだ。
スコアもヤバいわよ!
ニャルが異常なのは多少は伝わったと思うが、それでもやはり未プレイヤーにはピンと来ないだろう。
幸い、クラバトはダメージに応じてスコアが伸びるため、スコアを例に出して説明しよう。
さて、大体イメージ的には、
クランバトル最終日のトータルスコアが1.8億に達していれば、『クランバトルの意識が高いプレイヤー』と言っても良いだろう。
1回のアタックにつき1000万、一日につき3回アタック出来るので計3000万。
それを6日間続ければ達することが出来る数字が1.8億。
トータルスコアが1.8億スコアで中堅ギルドの主力程度。
2億なら中堅ギルドのエースで、上位ギルドも欲しがるライン。
2億2000万ならば最上位帯のギルドでもタイミングが次第で入れてもらえるかも知れない、というライン。
それ以上の数値になると、どこでも選びたい放題。
大体1.8億から2000万刻みで評価が変わる印象。
しかしニャルを使えば、一日あたりの獲得スコアが5000万を超える。適当にプレイしても1日あたり4000万は出る。
ワンパンをして、余った時間で更にワンパンをするため、普通の編成よりも効率がいいのは当たり前なのだ。
単純にトータルアタック回数が増えているようなものだし、普通の編成ではワンパンすら出来ない高倍率のボスモンスターですらワンパンしてしまうのだから。
本気を出せば、一回分のアタック権で6000~7000万を超えることも出来るとか。
(三段階目アクアリオスをワンパンで撃破し、余った時間を使い高倍率を適当に殴る。残りの攻撃権もポイント重視で攻撃すれば一日で1億スコア稼ぐことも出来るとか。)
仮に一日5000万スコア稼いだとして、それを6日間続ければ3億スコア。
とてもじゃないが、ニャルなしと比べるとスコアは天と地の差で、そもそも1000万差ですら埋めることが難しいクランバトルにおいて、
ニャル未所持プレイヤーがニャル所持プレイヤーにスコアで追いつくことは絶対に不可能なのだ。
因みに俺の場合、今回このまま適当にやってもトータルスコア4億は余裕で超える見込みだ。
今月のクランバトルのランキングは、
ほぼほぼニャルの所有率で決まっており、『ワンパン精度が高いランキング』になってしまっている。
スコアのあまりのインフレっぷりに、年末年始忙しくてプリコネに触れなかった人が今月のクランバトルに参加すると、ちょっとした異世界転生プリコネを味わえるだろう。(ニャルを持っていなければモブ視点の異世界転生だけど)
ニャル未所持は人権なし
そういうわけでニャルがメチャクチャに暴れており、もはや手が付けれらない状態。
確かに、これまでも人権と呼ばれるキャラクターはいたが、いずれも「ヤバイなー強いわ〜」で終わるレベルだった。
しかしニャルの場合、「(ゲームの未来が)ヤバいわよ」と思ってしまうくらいには強い。
ニャル所持プレイヤーと、未所持プレイヤーとのスコア差があまりにも大きく、
単純に攻撃権が増えると考えてもいいレベルでダメージ出るから、
上位クランでは「ニャルを持っていないので除名w」なんてことがあっても全然不思議ではない。
先述の通り、限定キャラのため、(新規プレイヤー含む)未所持プレイヤーに現状ニャルを手に入れる手段はない。
更なる壊れた追加キャラを待つか、来年の正月シーズンを待つか…。
未所持プレイヤーの引退宣言と、下方修正を要求する声が日に日に大きくなっており、
所持プレイヤーは所持プレイヤーで、「今後追加されるキャラもニャル基準の強さになってくるのか…?」とプリコネの未来を不安に思う始末。
プリコネはどうなってしまうのか。
てかマジで修正してくれ。ワンパン多すぎて凸管理されてるクランだと消化出来なくていつまで経っても寝れねぇんだよ。
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