『賞味期限切れ』でも積極的に食べようとする異常者おる?w
ハロー、オタクキッズ諸君。
突然だが、読者のオタクキッズ諸君は賞味期限切れの物を食べたことがあるだろうか。
今回の記事は、賞味期限切れのものでも積極的に食べていた俺が、なんやかんや語る。
なんやかんやってなんだよって話だけれども。
賞味期限切れのモノでも食らう精神
賞味期限に関しては神経質な人はとことん神経質で、
どんな食べ物でも賞味期限が一日でも経過したら捨てる人もいたり、或いは、賞味期限が切れても食べ物次第で食べるか捨てるか決めるという人もいるだろう。
俺は賞味期限に関してはかなりルーズ。
日本はかなり余裕をもって賞味期限を設定していると聞くし、多少賞味期限が切れても全然食っても問題ないほどの品質の高さだと個人的には思っているので、俺の場合は普通に食べる。
『消費期限』となると、賞味期限とは意味合いが違うし、少しは俺も神経質にはなるが、やはり日本の品質の高さを理由に、それほど躊躇もせずに食べてしまう。
しかし何よりも、
「日本男児であるこの俺がたがだか賞味期限が切れた食い物に負けるはずがねーだろ」
と“日本男児の矜持”が突然芽生え、賞味期限が切れたものでも食わなきゃ負けだという気になり、意地でも食べようとしてしまうフシがある。
賞味期限が切れた食材に対してある種の苛立ちを感じるというか。
「日本男児の、しかも江戸っ子であるこの俺が賞味期限が切れただけの食べ物に負けるはずがないぞ」
「賞味期限が切れたくらいであまり調子に乗ってんじゃねーぞ」
という愚かな気骨からくる誤った自信が、ますます俺をその気にさせてしまう。
(まあ、俺は江戸っ子じゃないし、江戸言葉を使うわけでもない。気分だけは江戸っ子。)
というかギアスかかってるね。
ルルーシュから「賞味期限が切れているものでも食え!」っていうギアスがかかっているレベル。食わなくちゃいけないんだ、賞味期限に負けるわけにはいかないんだ、という気になってしまう。
何故負けた気になるのかは分からない。恐らくリアルな病名がつく感じの精神病だろうね。
というかただのスカヴェンジャー(腐食動物)
昔、友人から「肉は多少腐っている方が旨いよ。やってみろよ」と教わり、ならば試してみるか、と一ヵ月とちょっとの間だけだが腐肉を嗜好としていた時期があった。
この時点で既に異常だが、過去に俺はジョジョのケンゾーや岸部露伴の影響を受けて自分の精液などを飲んだことがあるので、腐肉を嗜好とすることの異常性に何の疑問も抱かなかったのだ。
俺も俺で、昔から他人がやらないようなことをやるのにスリルと快感を覚えるアホ、話のネタになるなら多少ブッとんだことも喜んでやる性分だ。或いは、友人も俺の習性を知ったうえで俺に余計なことを吹き込んだのかも知れない。
思えばあの腐肉食行為のおかげで、
無駄に耐性がつき、余計に賞味期限にルーズになってしまったのではないか。
(※もちろん、今は流石に腐った肉は食わない)
腐肉食行為で獲得した“腐ったものへの耐性”が、俺をますます狂わせた気がする。
友人は「肉は多少腐っている方が旨いよ」と言っていたが、よくよく考えなくても“腐りかけ”が旨いのであって、“腐っている”肉は旨くないだろう。
本当にもう言うまでもない当たり前の話だが、彼奴は熟成肉とかそういうのと混同していた可能性がある。
というか、そもそもスーパーで買った肉で試すようなことじゃないだろう…そういうのは。
すっかりノせられて試す俺も大概だが、俺がここまでのハイエナ体質になってしまったのは他ならない彼奴のせいでもあろう。
あの時に余計なことを吹き込まれなければ、俺もあんなバカなことはしなかったハズだ。
因みに、この腐肉食行為だが、豚や牛肉は腐敗臭が酷く、濃いめの味付けをしてもそれが抜けず本当に不味い。
焼いても煮ても腐っている事実に変わりはないので旨くなるわけがないのだ。
鶏肉はニオイも味も、牛肉豚肉に比べてマシではあるが、普通に賞味期限内に食べたほうがよろしい。
何より、腐った肉を冷蔵庫に入れるとニオイが染みついて最悪なことになるので決して真似しないように。
それでも俺が暫く腐肉食行為を続けていた理由は、「万が一にも食中毒かなにかで体を壊したらネタになって面白いかな」と思っていたからだ。あと、ちょっとアウトローなことをする自分に酔っていた。
始めは美食を求めて(笑)腐肉を食らっていたのに、 途中からネタになるかなと思って食い続けてしまったアホだ。思い出したらあの畜生にムカついてきたな。
あの畜生にノせられた自分にもムカついてきたな。
俺すらも恐れた賞味期限切れの食い物
そんな俺だが、かつて俺ですら食うのを躊躇ってしまったものが二つだけある。
この項ではそれを紹介しようと思う。
賞味期限切れ納豆(三ヵ月)
まずは冷蔵庫の奥深くに眠っていた賞味期限が切れて三ヵ月が経過していた納豆だ。
流石に俺でもここまで賞味期限が切れたものは食べたことがなかった。
だが、よくよく考えてみれば納豆は発酵食品。
元々腐っているような食い物なので「まあ、死ぬことはねーか」と勢いで食べてしまった。
納豆は粘り気がなくなって全然糸を引かないうえに、マメも硬くなってお世辞にもおいしいものではなかったが、食後も特に体調への悪影響もなく、意外にも安全。
しかし、調べてみると、納豆もいずれは腐ってアンモニア臭を放つようになるらしい。俺が食ったときは異臭もしなかったが、読者の皆も「どうせ発酵食品だし」と油断して余計なことをしないように気を付けてほしい。
因みに納豆であれば1~2週間であれば賞味期限が切れてもおいしく食べれる。(一般人感覚で)
納豆も賞味期限でキッチリ食べるよりも少し賞味期限が切れた頃に食べたほうが味もおいしく栄養も豊富らしい。昔、納豆のことを調べていた時にネットで見たわ。
賞味期限切れ生卵(二週間)
二つ目は、賞味期限が二週間切れた卵だ。
一時期、オムライスにメチャクチャハマっていて文字通り毎日食べていたことがあった。
俺はキッズの頃から死ぬほどオムライスが大好きで、今も変わらずオムライスを愛しているが、当時の俺は人生史上最もオムライス愛が高まっていた。
オムライスはいいぞ。
『旨い』というのも重要なポイントだが、アレだけ旨いにも関わらず、調理が楽で後片付けも楽。
2~3日分くらい作りおきして冷蔵庫に入れておけば、電子レンジで温めてサクッと食べられるので面倒臭がりな俺に大変向いていた。
半年くらいほぼほぼ毎日オムライスを食っていたが、生卵をいちいち買いに行くのが本当に面倒臭くて、スーパーで四パックくらいまとめて買っていたことがある。
しかし、いくら毎日オムライスを食べているとはいえ、賞味期限以内に卵を四パック使い切るのは不可能というもの。
だが、聞くところによると、そもそも卵というものは賞味期限が一ヵ月切れても火を通せば何も問題がないらしい。
俺の強気の卵四パック買い置きムーブは、確かな情報があってこそのもの。
さて、そんな俺だがある日、オムライスに飽きて、無性に卵かけご飯が食べたくなった。
家には卵が常備してあったものの、賞味期限が二週間切れた卵しかない。
オムライスは火を通すので安心して美味しく食べられるが、卵かけご飯は当然ナマ。
普段はなんでも食らう俺でも、「流石にこれはガチでヤベェんじゃねーか…?」と怖気づいてしまったのだ。
すっかりビビり散らしてしまった俺は、インターネットで生卵の賞味期限について調べた。だが、そもそも期限切れの卵をナマで食べたという猛者愚か者がいなかった。
困った俺は、クイズミリオネアのライフライン『テレフォン』よろしく、ダチに電話してアドバイスを求めた。
「賞味期限が二週間過ぎた卵をナマで食ったらヤバいかな?」と聞くと、
「はぁ?お前バカじゃないのか?そんなしょーもないことで電話してくるな」と一蹴され、即電話を切られてしまった。
よくよく考えてみれば当たり前の反応。いや、よくよく考えなくても当たり前の反応だ。
しかしその後、電話対応では塩だった友人から、
「賞味期限が切れた生卵を食べると危険だ」という長文の説教メールを貰った。
そのメールを読んで、流石に俺も申し訳なくなり、生卵を食べるのを辞めた。
そもそも賞味期限が切れたものを食べようとするな
最後に一つ申し開きさせてもらうが、俺は別に好んで腐っているものや賞味期限が切れているものを食べているわけではない。
好んで腐肉を食べていたのは、畜生に騙されて腐肉食行為をしていた時だけだ。(※正確には、ネタになるかも知れないという一心で不味いのを我慢して食っていたので、“好んで”ではない。)
しかし、今回の記事でダラダラ書いた通り、少し賞味期限が切れた程度ではどうしても食ってしまう性分なだけだ。前回の記事に引き続き、俺、リアルな病名がつく病気だと思うわ。
もし突然戦争になり、今食うものもないみたいな状況になったら、一般の人よりもセーフゾーンが広いぶん、多少は経験が活きるかもしれない。が、そんなことはまずない。
善良な読者の諸君は、腐ったものは食べるな。賞味期限が切れたものは食べるな。
かつての俺のように、アウトローを気取って賞味期限が切れたものや、腐った肉を積極的に食べるようなアホにはならないでほしい。
つーか、俺みたいなアホが他にもいたら日本は終わりです。